javascriptとは

この章では、本サイトで利用するプログラミング言語であるjavascriptについて簡単に紹介します。

プログラミング言語

そもそもプログラミング言語とは、人間がコンピュータに指示を出すために使用する言語です。 コンピュータにまつわる言語はおおまかに次の3種類に大別されます。

  • 機械語
    • 各CPUの仕様に基づいた01のバイナリ列
  • 低水準言語
    • 機械語を人間の単語に置き換えたもの、アセンブリとも
  • 高水準言語
    • 人間の感覚に近い文法で記述できるよう抽象化された言語
    • 機械語に「翻訳」されて実行される

機械語とアセンブリ言語は大変難解です。 これに対して高水準言語は人間の感覚に近くなるよう日々進化を続けています。

javascriptは高水準言語のうち最も人気がある言語のうちの一つで、動的なウェブサイトを実現するためにブラウザ上で動くことを想定して1993年に誕生しました。

使われているところ

javascriptはウェブページ、サーバ、スマホアプリの3領域で利用されています。

javascriptは1993年にブラウザ上で動く言語としてNetscape社が開発をはじめました。 2005年にAjaxという技術が提唱され、これに基いてGoogleMapが作成された頃からクライアントサイド技術としてのjavascriptは興隆を極めます。

膨大となったウェブアクセス(C10K問題)に対応するため、2009年にサーバーサイドjavascriptの実装としてNode.jsが誕生し、人気を博します。 これは「ウェブブラウザ上でjavascriptを動かす」のではなく「javascriptでウェブサーバを書く」というものです。

2015年にはFacebook社がreact-nativeという技術を発表しました。 これはiOSアプリの開発のための言語としてjavascriptを用いるというもので、盛んに開発が進められています。

javascriptの歴史をもっと知りたい方は次のサイトをご参照ください。

人気度

GitHubが公開した「プログラミング言語人気ランキング 2017年度(The State of the Octoverse 2017)」による統計情報です。

  • 1位: JavaScript (230万pr)
  • 2位: Python (100万pr)
  • 3位: Java (98万pr)
  • 4位: Ruby (87万pr)
  • 5位: PHP (55万pr)
  • 6位: C++ (41万pr)
  • 7位: CSS (33万pr)
  • 8位: C# (32万pr)
  • 9位: Go (28万pr)
  • 10位: C (23万pr)
  • 11位: TypeScript (20万pr)
  • 12位: Shell (20万pr)
  • 13位: SWIFT (10万pr)
  • 14位: Scala (9.9万pr)
  • 15位: Objective-C (6.6万pr)

pr という値は open pull request のことで、OSS(オープンソースソフトウェア)のコミュニティである GitHub 上で、実装の変更が提案された回数であり、開発の活発度の指標としてここでは使われています。

このようにjavascriptは世界で一番人気があるプログラミング言語の一つです。

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